私のこと

離人症以外の困りごといろいろ 【発達障害、鬱、タナトフォビアなど】

sushino

このページでは、離人症以外に私が経験している心の症状について簡単にまとめます。

※症状の解説部分にはAI(ChatGPT)を使用しています。一般的な内容をまとめたものであり、個別の診断や治療を代替するものではありません。体調や心の不調については、専門機関へのご相談をおすすめします。

診断されたことがあるもの

複雑性PTSD(C-PTSD)

複雑性PTSDは、長期的かつ繰り返される対人トラウマ(虐待、DV、ネグレクトなど)によって引き起こされる症状群を指す。感情の調整が困難になる、自分自身に対する否定的な認知、人間関係の困難などが特徴である。

私はこれじゃないかとに気づくまで苦労したよ。というか世界にわりと最近登場した考え方だよね多分? 家でも学校でも嫌な目にあってて逃げ場が自分の頭の中の世界しかなかった。もう今は怖がらなくて大丈夫なのに、そのころの警戒モードが染みついてて抜けないよ。

発達障害(ASD・ADHD)

ASDは、社会的コミュニケーションの困難さ、興味や行動の偏りを特徴とする発達障害。人との距離感や会話の間の取り方が独特であることがあり、感覚過敏やルーティンへのこだわりを持つ人もいる。

ADHD(注意欠如・多動症)は、不注意・多動性・衝動性を特徴とする発達障害。大人になるにつれて多動は目立たなくなることもあるが、時間管理の困難、先延ばし癖、集中の切り替えの難しさなどが続くことがある。

私は普段は押し黙っててオドオドしてて何を考えてるかわからないのに、口を開けば余計なことを言って場を凍らせたり怒らせたりしてきた。いつもダラダラしてるのに何かをやるとなったら落ち着きがない。私も苦しいよこれ。

社交不安障害(SAD)

社交不安障害(SAD)は、人に見られる状況で過剰に緊張や不安を感じる状態。発表や会話、視線、食事といった日常的な社会的場面で強い恐怖や身体反応(震え、汗、吐き気など)が出る。人前での評価への恐れが強く、回避行動をとることが多い。

精神科で一番最初に付いた診断名がこれ。すごく納得した。日本人なんて大体みんなシャイだし人前で緊張なんてあるあるだろうけど、私のは異常すぎると思う。

スーパーやコンビニで普通の会計をするのにもすごく勇気がいるし、ただ道で行き違う知らない人にも緊張する。少しでも多めのやり取りをする相手に関しては、冬でも全身汗びっしょりになる。

うつ病

うつ病とは、持続的な抑うつ気分や興味・喜びの喪失を特徴とする気分障害。疲労感、集中力低下、自己評価の低下、食欲や睡眠の変化などが伴う。

うつ病って昔は、働きすぎた社会人がなるものというイメージだったんですよ、がんばってあれこれ動きまくったから、なるのだと。

でもここまで生きてきた私は思った、それだけじゃないなって。自分で行動の決定権を持たない子ども時代に、ただ家庭や学校で、辛いことが起こっているのをじっとやりすごしている、みたいな受動的な状態でも、人はうつ病になるようだってね。

症状としてあらわれていること

過緊張

過緊張は、常に交感神経が優位な状態が続き、身体や心が休まらない状態を指す。睡眠の質が悪く、疲れが取れない、集中できない、常に緊張しているなどの症状がある。トラウマや慢性的なストレス、発達特性などと関係していることもある。

先述した社交不安障害でも緊張の話をしたが、ただ、緊張が人前だけでなく一人で家にいても続いてるので「ん?SADだけじゃないなこれ?」とだいぶ後に気づいた。

もう、いつもいつも不安で、いつもいつも緊張。何がなくとも。私の悩みのツートップは離人症と緊張。もちろん、ひとりより、人前での緊張がすごくはあるけど。

タナトフォビア(死の恐怖)

タナトフォビアは、自分の死や無の存在に対する強い恐怖や不安を感じる状態。哲学的な悩みを超えて、生活に支障をきたすレベルの不安やパニックを引き起こすことがある。死そのものだけでなく、「死を意識すること」が過剰な苦痛を生む場合も含む。

誰でも死ぬのはそりゃ怖い。ただ私は人より怯えすぎている。それで脱力したり眠ったりするのが怖い。力を抜くと死んでしまう気がするから。動悸とか過呼吸ぎみになるので、パニック障害っぽいかもしれません。

私は、うつ的な意味で「死にたい」「消えたい」とはよく思っているが、同時に、実際死ぬのは人一倍怖いという側面も持っている。これは全然、両立すると思うのだ。人生において、不安という粘土でいろんなオブジェを作ってるだけだ。

悪夢

悪夢とは、恐怖や不安、無力感などの強い感情を伴う不快な夢で、目が覚めた後にも強く印象に残る。子どもにも多いが、大人でもストレスやPTSD、不安障害などで頻発することがある。頻度が高く日常生活に支障が出る場合は「悪夢障害」として治療の対象になる。

本当に、邪魔なんですけどね。悪夢。いらないもん。いろいろ悩んでるのに追い打ちかけないでほしい。

「悪夢は記憶の整理してくれてるから悪いものじゃないんですよ」って言われても、別にきつい。「同じ内容の悪夢は見なくなるから大丈夫ですよ」とも言われるけど全然同じような悪夢何年も見続けるし全然大丈夫じゃない。悪夢を見たあとは解離との相乗効果で一番消えたい気分になる。

過食傾向

過食傾向とは、短時間に大量の食べ物を摂取してしまう行動や、それに関連する衝動的な食行動のことを指す。満腹感を超えて食べ続ける、食べた後に強い自己嫌悪に陥ることが多い。

過食症として診断されるには、一定の頻度と期間、そして生活への影響があることが条件とされる。原因には、ストレス、感情調整の困難、トラウマ、自己評価の低さなどが関連している。

もうこれも、不安の循環の成れの果てっていう感じ。具現化した不安。病院で「あなた過食症です」「摂食障害です」と正式に言われたわけではないけど、ストレスで食べて激太りしたり、深夜2時に冷凍パスタ2個と白米大盛りとアイスを食べて吐くという習慣などあった。

フラッシュバック治療をはじめて頭が整理されてきてからは、ダイエットに取り組めるようになった。

カサンドラ症候群

カサンドラ症候群とは、パートナーにASD(自閉スペクトラム症)の特性があることで、コミュニケーション不全や共感の欠如を感じ、情緒的に孤立することによる心理的苦痛を指す。

正式な医学用語ではないが、当事者間の関係性による心的ストレスや抑うつ、身体症状などが深刻になる場合もある。サポートが得られにくく「理解されない苦しみ」が強調されるのが特徴。

こんだけメンタルいろいろあって大変なのに、結婚後にカサンドラ症候群まで加わるとは思っていなかった。「理解されない苦しみ」って離人症と似てるなぁ。カサンドラ症候群については、相手と一緒に取り組んでいますよ。

でもね、カサンドラの場合は、Xでカサンドラの悩みを呟くと「それはASD差別だ」っていう人がいっぱいいるんですよ。「医学用語じゃないし海外ではカサンドラ症候群って言葉はない」そうです。それで、じゃあ悩みもなくなるんですかね? 名称が存在しない=悩みも存在しない、のならずいぶん助かりますが…。呼び方なんて何でもいいんですよ。

曰く「カサンドラ症候群は、ただの対話不足をASDのせいにしている」そうです。いえ、私は思います——カサンドラ症候群になるのは、対話を試みてきた果ての疲弊、だと。「差別だ」と的外れなことで怒られて、カサンドラというものが”理解されない苦しみ”なのがよく体現されてますよ、すごいです。

過去に経験したことがあること

強迫症的な傾向(過去)

強迫症は、繰り返し浮かんでくる不快な思考(強迫観念)と、それを打ち消そうとする反復的な行動(強迫行為)が特徴の精神疾患。

これも強迫症ですって診断されたことはないです。ただ。中高生のころに、もしかしてあれは強迫症ぽかったんじゃないか?という苦しいルーティンがありました。

ひとつは、道路で数歩歩いたら、靴のつま先を地面にトントンとしなきゃ次に進めなかったこと。もうひとつは、階段の最後の段に上がったとき、任意の足(右足?左足?)で終われなかったら階段をおりて、また上り直すこと。

なにかの不安からそうなったのでしょうが、それがいつ頃どうやっておさまったのか覚えてません。いつの間にかその行動はなくなってました。


以上、私が離人症以外で困っていることのお話でした。

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私の離人症体験談~症状・治療歴、回復への考察~
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ABOUT ME
すしの
すしの
離人症当事者
離人症と緊張に悩む人。 Xアカウントで離人症の不満とかを発信。
Kindleにて漫画とエッセイをセルフ出版している。

【漫画】『離人症のおはなし』『離人症のおはなし②』
【エッセイ】『離人症です。』『精神科とカウンセリングに通ってみた話。』
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