離人症以外の困りごといろいろ 【発達障害、鬱、タナトフォビアなど】

このページでは、離人症以外に私が経験している心の症状について簡単にまとめます。
診断されたことがあるもの
複雑性PTSD(C-PTSD)
私はこれじゃないかとに気づくまで苦労したよ。というか世界にわりと最近登場した考え方だよね多分? 家でも学校でも嫌な目にあってて逃げ場が自分の頭の中の世界しかなかった。もう今は怖がらなくて大丈夫なのに、そのころの警戒モードが染みついてて抜けないよ。
発達障害(ASD・ADHD)
私は普段は押し黙っててオドオドしてて何を考えてるかわからないのに、口を開けば余計なことを言って場を凍らせたり怒らせたりしてきた。いつもダラダラしてるのに何かをやるとなったら落ち着きがない。私も苦しいよこれ。
社交不安障害(SAD)
精神科で一番最初に付いた診断名がこれ。すごく納得した。日本人なんて大体みんなシャイだし人前で緊張なんてあるあるだろうけど、私のは異常すぎると思う。
スーパーやコンビニで普通の会計をするのにもすごく勇気がいるし、ただ道で行き違う知らない人にも緊張する。少しでも多めのやり取りをする相手に関しては、冬でも全身汗びっしょりになる。
うつ病
うつ病って昔は、働きすぎた社会人がなるものというイメージだったんですよ、がんばってあれこれ動きまくったから、なるのだと。
でもここまで生きてきた私は思った、それだけじゃないなって。自分で行動の決定権を持たない子ども時代に、ただ家庭や学校で、辛いことが起こっているのをじっとやりすごしている、みたいな受動的な状態でも、人はうつ病になるようだってね。
症状としてあらわれていること
過緊張
先述した社交不安障害でも緊張の話をしたが、ただ、緊張が人前だけでなく一人で家にいても続いてるので「ん?SADだけじゃないなこれ?」とだいぶ後に気づいた。
もう、いつもいつも不安で、いつもいつも緊張。何がなくとも。私の悩みのツートップは離人症と緊張。もちろん、ひとりより、人前での緊張がすごくはあるけど。
タナトフォビア(死の恐怖)
誰でも死ぬのはそりゃ怖い。ただ私は人より怯えすぎている。それで脱力したり眠ったりするのが怖い。力を抜くと死んでしまう気がするから。動悸とか過呼吸ぎみになるので、パニック障害っぽいかもしれません。
私は、うつ的な意味で「死にたい」「消えたい」とはよく思っているが、同時に、実際死ぬのは人一倍怖いという側面も持っている。これは全然、両立すると思うのだ。人生において、不安という粘土でいろんなオブジェを作ってるだけだ。
悪夢
本当に、邪魔なんですけどね。悪夢。いらないもん。いろいろ悩んでるのに追い打ちかけないでほしい。
「悪夢は記憶の整理してくれてるから悪いものじゃないんですよ」って言われても、別にきつい。「同じ内容の悪夢は見なくなるから大丈夫ですよ」とも言われるけど全然同じような悪夢何年も見続けるし全然大丈夫じゃない。悪夢を見たあとは解離との相乗効果で一番消えたい気分になる。
過食傾向
もうこれも、不安の循環の成れの果てっていう感じ。具現化した不安。病院で「あなた過食症です」「摂食障害です」と正式に言われたわけではないけど、ストレスで食べて激太りしたり、深夜2時に冷凍パスタ2個と白米大盛りとアイスを食べて吐くという習慣などあった。
フラッシュバック治療をはじめて頭が整理されてきてからは、ダイエットに取り組めるようになった。
カサンドラ症候群
こんだけメンタルいろいろあって大変なのに、結婚後にカサンドラ症候群まで加わるとは思っていなかった。「理解されない苦しみ」って離人症と似てるなぁ。カサンドラ症候群については、相手と一緒に取り組んでいますよ。
でもね、カサンドラの場合は、Xでカサンドラの悩みを呟くと「それはASD差別だ」っていう人がいっぱいいるんですよ。「医学用語じゃないし海外ではカサンドラ症候群って言葉はない」そうです。それで、じゃあ悩みもなくなるんですかね? 名称が存在しない=悩みも存在しない、のならずいぶん助かりますが…。呼び方なんて何でもいいんですよ。
曰く「カサンドラ症候群は、ただの対話不足をASDのせいにしている」そうです。いえ、私は思います——カサンドラ症候群になるのは、対話を試みてきた果ての疲弊、だと。「差別だ」と的外れなことで怒られて、カサンドラというものが”理解されない苦しみ”なのがよく体現されてますよ、すごいです。
過去に経験したことがあること
強迫症的な傾向(過去)
これも強迫症ですって診断されたことはないです。ただ。中高生のころに、もしかしてあれは強迫症ぽかったんじゃないか?という苦しいルーティンがありました。
ひとつは、道路で数歩歩いたら、靴のつま先を地面にトントンとしなきゃ次に進めなかったこと。もうひとつは、階段の最後の段に上がったとき、任意の足(右足?左足?)で終われなかったら階段をおりて、また上り直すこと。
なにかの不安からそうなったのでしょうが、それがいつ頃どうやっておさまったのか覚えてません。いつの間にかその行動はなくなってました。
以上、私が離人症以外で困っていることのお話でした。
